洗顔で肌が変わる!?美容皮膚科医がすすめる洗顔とは
基礎化粧品やメイクは、美肌作りに欠かせない大事なアイテムですね。
ですが、それよりも前に行う、大事なスキンケアがあります。
それは洗顔。
今回は化粧水や美容液などの前に行う最初のスキンケア、洗顔についてお話していきたいと思います。
そもそも洗顔ってなんのため?
洗顔とは、顔の余分な皮脂を落とすためにあります。
そのまま放っておくと、皮脂が酸化し、肌トラブルを引き起こしてしまいます。
ホコリや汗は水だけでも落ちますが、皮脂は洗顔料を使わないと落ちません。
そのため、朝と夜の2回、洗顔を行うのです。
絶対だめ!肌トラブルの原因となる洗顔方法
よくあるNGな洗顔方法を挙げてみましょう。
・頬を中心に洗顔する
頬は顔の部位でも大きくて洗いやすい部位なので、ついつい頬を念入りに洗ってしまいやすいです。
ですが、頬は皮脂がそれほど多い部位ではありません。
頬よりも、Tゾーンなど、皮脂が多いところを中心に洗いましょう。
・冷水または熱い湯で洗う
濯ぐときに引き締めを狙って冷たい水や、皮脂が落ちやすいからと熱いお湯を使っていませんか。
濯ぐときは汚れを含んだ泡を溶かしながら洗うのが基本なので、冷たい水ですと泡がよく溶けず、汚れが落ちにくくなってしまいます。
また、熱いお湯だと今度は皮脂が落ちすぎて肌のバリア機能が落ちてしまいます。
濯ぐ水はぬるま湯を使いましょう。
・ゴシゴシ洗い
とにかく汚れを落とさなきゃ!と力まかせにゴシゴシ顔をこするのは絶対NGです。
摩擦は美肌の絶対の敵ですよ。
間違った洗顔で起こる肌トラブル
上で紹介した間違った洗顔を続けていると、
きちんとスキンケアをしているのにトラブルが絶えない肌になってしまいます。
まず、肌が乾燥します。
乾燥する今の時期は特に誤った洗顔をすると、乾燥がすすみ、肌の張りが失われることになってしまいます。
さらに肌が乾燥しすぎると、今度は皮脂をたくさん分泌しようと肌の防御機能が働き、
今度は分泌しすぎによるニキビができてしまったり、より毛穴が開いてしまうことも。
毛穴が気になる方は、毛穴の汚れを落とそうと汚れだけでなく潤いまですべて落としてしまい、
間違った洗顔を重ねることで状態を悪化してしまう、というケースが多くみられるので気を付けてくださいね。
肌を綺麗にする正しい洗顔方法
では、正しい洗顔方法とは何か。
洗顔料を使った洗顔は一日2回まで。
洗顔料を使った洗顔は朝と夜の2回で十分です。
朝は軽めに、夜はメイクや皮脂汚れが多いので念入りに洗いましょう。
ただし、あまり時間をかけてしまうと必要な皮脂も落ちてしまうのでご注意ください。
もちろん、メイクをしたらクレンジングも忘れずに。
朝は、乾燥肌の方や乾燥しやすい方は洗顔料を使わずにぬるま湯だけで洗うのもOKです。
自分の肌タイプに合わせた洗い方をしましょう。
洗顔は、擦らず優しく洗うことをおすすめします。
洗顔料をたっぷり泡立てるのを一般的にはすすめられていますが、泡立つものには「発泡剤」と呼ばれる
化学成分が入っている場合がほとんどです。
特に敏感肌の方は、まず洗顔料が安全な成分で作られているかを確認しましょう!
洗い方については、まず皮脂の多いTゾーンや鼻筋、顎などから洗います。
肌に摩擦が起きないように、優しく洗うのがコツです。
すすぎは30~35度のぬるま湯でながす。
顔の皮脂は30度くらいで溶け出します。
つまり、30度を少し超えるくらいの温度で皮脂を浮かせて落とすことができるのです。
低すぎると皮脂が落ちず、高すぎると今度は皮脂が落ちすぎてしまいます。
少し冷たいかな、くらいの温度で流しましょう。
洗顔料が残らないよう、すすぎは何度か行うのも大事です。
洗顔後の保湿ケアは素早く。
洗顔後の肌は角質層からどんどん水分が蒸発していってしまいます。
3分以内に保湿を必ず行いましょう。
洗顔は肌の角質層の細胞間脂質や天然保湿因子が多少なりとも洗い流されてしまいます。
自然に肌も回復していきますが、すぐには回復しません。
洗顔後の無防備になった肌にスキンケアは必須なのです。
また、肌を無防備にしすぎないために洗顔料自体の選択も大事です。
洗顔料も様々なタイプがありますが、最近は保湿成分を様々に含んだ洗顔料も多く出ています。
自分の肌タイプに合った、潤いを奪わず汚れだけを落とす洗顔料を使いましょう。
おすすめは、広尾プライム皮膚科でも使用されているドクターソワのマイルドクレンジングジェル。
メイク落としと洗顔が1本になっていて、肌に負担をかけずメイクや皮脂汚れだけを落とし潤いはそのまま。
ニキビや毛穴に悩んでいる方に、おすすめです。
また、母乳と同じ成分でできており人間のPH値に近いので刺激がないので、
敏感肌の人にもとてもおすすめです。
いかがでしたでしょうか。
特に乾燥するこの時期は皮脂を落としすぎない洗顔が大事です。
肌が乾燥してきたと思ったら、基礎化粧品以外にも洗顔の方法や洗顔料などをもう一度見直してみましょう。